日々のあはい

貧乏人、本を読んで暮らす

ままならない40代 / 9月の読了本

10月2日(月)

仕事中に突然、悪寒と吐き気と発汗と火照りと指先の冷えと動悸に見舞われるなどした。すわコロナかと一瞬、肝を冷やしたが、1週間早く生理がきただけだった。いや、だけだったじゃないが。早すぎるし、こんな症状に襲われるのははじめてのことである。ここ数日の情緒ポンコツ祭りといい、自律神経がアレだとロクなことにならない。

40代になった途端に身体中が様々な不調を訴えはじめた。人生後半戦はじまってるなあというイヤな実感がある。しかし、生きるのが楽しくなってきたのもまたアラフォー突入あたりから。ままならないのが人生だ。いいこととも悪いこととも上手に付き合っていけるよう努力したい。

ブロッコリー・玉ねぎ・えのきのコンソメしょうゆパスタ

このままではイカン!と気合いを入れ直した夜だった。当たり前のルーチンを当たり前にこなせるということが、こんなにも心を平和にする。
夜のルーチンは、髪を乾かすタイミングがどうもよくない気がしている。もっと効率化して本を読む時間を捻出したい。脚のマッサージを忘れがちなのもよくない。考えよう。

9月に読んだ本たち

基礎を第一段階から教えてくれるタイプの入門書ではなく、この先、学んでいく際に迷わないための土台作りというか、魂というか、根の張り方を示してくれるような一冊だった。哲学の本みたいな味がする。合間のコラムも好きだった。

青春の華やかさより満願成就の感慨より、読後に残るのは何よりも苦さである。そのざらついた後味をいつまでも追いかけていたくなるのだ。

よき人間でありたい、あって欲しいとみんな思っていたはずなのに、この世の理不尽がそれを許してはくれなかった。狂える魂、泣く魂、そして「届かなかったが、せめて」と祈り続ける魂の声が、時を超えて人を震わす。ボーイミーツガールやバディものとしてもかなり好きで、ニコニコしながら本を閉じた。次巻も早めに読みたい。