日々のあはい

貧乏人、本を読んで暮らす

汗ばむ春と祈りについて

天気予報の正気を信じ、5分袖に薄いカーディガンを羽織っだけの格好で、恐る恐る出勤した。結果、1日中カーディガンすら要らない暑さであった。天気予報はバグってなかったが、地球が季節を間違っている。勘弁してくれ。今年の夏もしんどいことになりそうだね、と同僚とふたり遠い目をした。お花見もまだなのに夏の話なんて。情緒。桜のつぼみはほんのり色付きはじめている。来週あたりかな、など言っていたが、明日にでも咲きそうな勢いである。

冷たいお蕎麦を食べたい気分になりつつ、真っ直ぐに帰宅。作り置きを温めて食べた。お花見で使うお金を捻出しなくてはならないので、今月は、いや、今月も節約生活をがんばるのである。

読書は今日も『神と仏と日本人: 宗教人類学の構想』。祈りとは自己を超えた大いなる存在に対する願いの現れであり、祈る対象をもたなかったのが仏教であるという話。なるほど、仏教は悟る(自らを燈明とする)がために(神に)祈らない、か。仏教のことを考えるときに、なぜか「祈り」という言葉の出てくることがなかったので、ハッとしてしまった。

心穏やかに花を待つ

近所の桜のつぼみが、ふっくらとして可愛らしい。開花は来週末くらいだろうか。今日か明日かと待つ時間も楽しいと感じる。4月に入ってから毎日、陽射しの柔らかい春らしいお天気が続いており、片道30分の徒歩通勤も足取りが軽やかである。歩くこと自体が好きなのだが、春は特に楽しい。今日は体調もまあまあよかったし仕事も順調だしで、ひたすら気持ちの良い、いい1日だった。

読書は『神と仏と日本人: 宗教人類学の構想』を。先月読んだ『聖と呪力の人類学』がとても面白かったので、今月も佐々木宏幹。

神とか霊とか、特に何かを信仰するわけでも、信仰を持ちたいと思うわけでもないのに、なぜこういう話に惹かれるのか未だに言語化できずにいて、長いこと気がかりとなっている。いつかはかたちにしたい。かたちにしたい、という気持ちだけは失わずにいたい。

スイッチの入らぬ身体と3月の節約生活

すこぶる体調が悪く、特に寝起きと寝る前の身体の重さといったらない。働いている間はむしろ元気なのだが、家にいるときの無気力っぷり脱力っぷりがすごい。仕事から帰り、ごはんを食べて一服していると、急に電源が落ちたみたいに動けなくなってしまう。休日でさえ何もできず何も考えられずで、夕方頃にようやくスイッチが入る有様。なんなんだ。季節の変わり目だから仕方がない、といつものように思っていて大丈夫なのだろうか。少し不安になってきた。

写真は今日、出勤前に寄ったカフェのモーニングである。朝から夜まで久しぶりに思うとおりの行動ができ、嬉しかった。明日もこうであれ。

さて、だいぶ遅くなったが、3月の家計簿を振り返っておく。

  • 収入 ¥148,799
  • 支出 ¥89,189
  • 収支 ¥59,610

2月のクレカ(楽天pay)+3月の現金払い=3月の支出。収入は減ったがそれ以上に支出が少なかったので、前月より10,873円のプラスとなった。いいね。収入については給料は何も変わらず140,631円、あとは個別株の利益だが、売却益が5,610円と配当金が558円、それに株主優待券2,000円分を合わせた金額となっている。15万円台に乗せたかったが、個別株は無理に動かしても損をするだけなのでグッと堪えた。ただ14万円台だとちょっと悲しくなるのよね、大差ないとはいえ。せめて平均では15万円台をキープできるよう、今月は上手いことトレードできるといい。

支出については、特別なことが何もなければこんなものかな。お米がある月は余裕があってよい。

新NISAに41,666円(+楽天ポイント1)積み立てて、残った17,944円は粛々と貯金。お疲れ様でした。

絶対に楽しんでやるからな

来月の11日から1ヶ月の間だけ、他店舗へ異動することになった。昨年末、2ヵ月働きに行ったのと同じ店である。あのときは生活のリズムを崩しまくって、ボロボロ一歩手前のホロホロくらいには消耗した(そのためにこのブログの更新もまったくできなかった)のだったが、今回はさすがに交渉をして、できるだけ今の職場に近い環境でやらせてもらうつもりである。おそらく今年はこういった異動が多くなる。会社がいろいろと大変なのは分かっているつもりだが、さすがにもう黙ってはいられない。

それにしても、あの超つまんない仕事場でご機嫌でいるにはどうしたらいいのだろう。やるからには何事も楽しんで、何事かを学んで、最後の日は「大変だったけど、なんやかんやオモロかったわ」と言って日常に戻りたい。でも超つまんないんだよな。思うに、仕事がつまんないなら自分がオモロくなるしかない。徹底して自分の問題として向き合うしかない。やってやんよ。

どこで働くにしろ過ごすにしろ、すべての基本は健康でいることだ。明日は野菜をたくさん買って、今週の献立ノートを考えなくては。それから今月の家計簿の振り返り。今日やりたかったのだが、朝なぜか寝坊をしてしまった。朝がダメだとだいたい全部ダメ。でもまあ、こうして日記を書けたからよしとするか。

あいまいな季節のふわふわした文章

雨が降りそうで降らない、かといって晴れ間もない、空も空気もぼんやりとした灰色の休日だ。天気予報によると日中の気温は5~8度あたりのようだったが、風がないためか体感は10度超えでまあまあ過ごしやすかった。しかし出歩くにしても、何を着ていくか持って行くか、いちいち判断に迷うあいまいな季節である。あと一歩、春に届かない挟間の時期だ。とりあえず、ダウンコートはもうしまおう。エアコンも夜以外は消してしまって、冷えるときは着る毛布とこたつを頼ればいいだろう。暮らしの中に少しずつ次の季節が入り込む。毎日、春の気配を探している。

前回お話した帰宅後の30分でブログ日記を書く計画だが、遅番シフトの日の夜は疲労感が強く、少々厳しいかもしれない。悩むわね。ストレスになるのなら「書かない」はもちろんアリだ。匙加減を考えたい。日記に限らずアウトプットの下手さはおそらく生涯の課題なので、悩み続けながらも書き続けていこうとは常日頃から思っている。

ところで、今日はどうやら「書きたい気持ちと書くための時間はあるのに上手く書けない日」である。そんな日もある。いっぱいある。

良い影響だけ吸い込んで

夜寝る前の30分でブログを500文字くらい書いてみるテストをしている。30分以上経つと、アウトプットしたい欲より睡眠欲と読書欲が勝ってしまう。あとYouTube欲とかTwitter欲とか。欲望にまみれすぎか?まあやりたいことがいっぱいあるのはいいことだから。昨日今日と久しぶりに心身ともに元気である。毎日こうならいいのに、と40代の切なる願い。

YouTubeでは節約、料理、ゲーム関係の動画をよく見ている。vlogがblogと同じくらい好きで、食事をしているときは大抵、誰かしらの暮らしぶりを眺めている。ちょうど昨日も、「毎朝4時に起きて勉強とランニングをするのが日課です!そのあと仕事に行くぜ!」という実にガッツのあるvlogを発見して喜んでチャンネル登録をキメたのだが、こうして元気を取り戻せた理由のひとつがそのvlogにあるかもしれない。すぐに影響を受ける質なのだ。チョロすぎか?と言われればまあそうなのだが、これはけっこう長所だと思っている。私は昔かなりのヘビースモーカーだったのだが、ある時ふと「もうやめよう」と決意をして禁煙について書かれた本(書名は忘れてしまったのだが、有名な一冊だったと記憶している)を開き、読了後、本当に完全に煙草をやめてしまった。まあそんな大昔の話を持ち出さんでも、活きのいいvlogひとつで4日も引きずっていた不調から這い上がれるのなら、チョロすぎのチョロQでまったく構わないというだけの話である。

それにしても21時就寝の4時起き、いいなあ。仕事の時間を考えると絶対に無理な起床時間だが、やはり朝は早ければ早いほどいい。4時はダメでも5時ならば。目指したい。

35分経ってしまった(ちなみに700文字だ)ので早起きをするためにも寝まs……いや、やっぱりもうちょっとだけ本を読んでから……いやいや……。

たぶん更年期

ここ4日くらい体調が酷くて、胃腸は痛むわ胸は重いわ、何をしても集中力がもたず、そもそも何かをする気力が湧かないことも多々あり、お腹と胸を中心に身体がじわじわと石化をはじめているのではないかと疑いたくなるような有様であった。病院に行くべきだと思ってはいるが、歯の治療が終わるまでは動きたくない。月7~8日しかない休みをこれ以上、病院通いで潰したくないのだ。歯医者は来月、型取りをして差し歯を作ってもらう。どれくらい時間がかかるものなのだろうか。初差し歯なので何も分からない。とにかく健康で元気で毎日を過ごしたいという気持ち。

そんなわけで本を捲る手も止まりがちな日々であるが、ちょびちょびスヤスヤと読んではいる。寝っちゃってるじゃん。いや眠いんだよ最近。身体がやたらに休みたがっているというか、もう本当にこの数日はダメだった……。

そんな状態のときに読みたいと思う本が、文章が上手くて読みやすいものであるというのは不幸中の超幸いである。『聖と呪力の人類学』と『『正法眼蔵』を読む 存在するとはどういうことか 』、今日は久しぶりに時間をかけて読むことができた。嬉しい。日本のシャーマニズム、地域ごとの特色について幅広くやってくれてる本だと何があるのかなあ。