日々のあはい

貧乏人、本を読んで暮らす

心穏やかに花を待つ

近所の桜のつぼみが、ふっくらとして可愛らしい。開花は来週末くらいだろうか。今日か明日かと待つ時間も楽しいと感じる。4月に入ってから毎日、陽射しの柔らかい春らしいお天気が続いており、片道30分の徒歩通勤も足取りが軽やかである。歩くこと自体が好きなのだが、春は特に楽しい。今日は体調もまあまあよかったし仕事も順調だしで、ひたすら気持ちの良い、いい1日だった。

読書は『神と仏と日本人: 宗教人類学の構想』を。先月読んだ『聖と呪力の人類学』がとても面白かったので、今月も佐々木宏幹。

神とか霊とか、特に何かを信仰するわけでも、信仰を持ちたいと思うわけでもないのに、なぜこういう話に惹かれるのか未だに言語化できずにいて、長いこと気がかりとなっている。いつかはかたちにしたい。かたちにしたい、という気持ちだけは失わずにいたい。