日々のあはい

貧乏人、本を読んで暮らす

ロールケーキのことだけ

改めて思うに、人間が平静でいられる気温ではない。我が街は今日も37度まで上昇したらしく、毎日毎日、ちょっと異様である。たまの休日くらいウキウキで散歩させて欲しいものだが、室外にいられるのは10分が限界という気がする。信号待ちをしているだけですごい勢いで体力が削れていく。横断歩道の向こうに蜃気楼。嗚呼。

そのせいというわけではないかもしれないが、今日は本当に体調が最悪だった。昨日からずっとお蕎麦を食べに行く気満々でいたのに、吐き気が収まらなくて結局、近所のカフェにしか行けなかった。それでもケーキだけは食うこの食い意地の揺るがなさ。休日、美味い物を食うために生きているところがあるので、ケーキで死ぬなら本望なのである。お蕎麦屋さんももう少し近くにあったら自爆しに行っていたかもしれない(そんなんだから胃腸が終わりがちなのではないか)。体調不良の記録はアプリに残したので、あとはもうふかふかのロールケーキのことだけを覚えていたい。なんかあんまり食べたことないフルーツ乗ってて美味しかったな。爽やかな甘さに夏を感じた。夏の思い出はこういうのがいい。でもまあ、今年のこの灼熱はちょっと忘れられないだろうなあ。

読書もけっこう捗ったし、なんやかんやいい日だった。なんやかんやでいい日寄りに持っていけたのが、よかった。