日々のあはい

貧乏人、本を読んで暮らす

8月の電気と読書メモ(2-2)

朝、キッチンの窓を開けたら秋だった。昨日までは夏の空気だったのに、こんなに違うものかなとちょっとびっくりしたくらい秋。時間別の天気予報を見たら、6時台はどうやら20度くらいしかなかったらしく、おおーとなる。朝いちばんに肌に触れる20度の空気、ああいう感じか。イイ。

先日、8月の電気使用量を確認したら去年の2倍になっていた。料金は5,500円。去年は3,600円だったので、けっこう痛い。朝から夜から睡眠中まで、要するに外出している間以外のすべての時間だが、こんなにエアコンに頼り切った夏は今までなかったと思う。なんにせよ、「いのちだいじに」が人生の第一のさくせんだから、使わないわけにはいかない夏だったし、冬である。冬、怖いなあ。

今日明日で読み終わりそうかな。

「地獄とは他者に他ならない」が出てきて、ウグゥと唸ってしまった。最近、職場のご近所さんの人間関係がやや地獄めいているのである。難しいね、人間。自分のとこの問題ではないので特に力にもなれないわけだが、どうにか、こう、やさしい感じに収まるよう祈っている。他者はそりゃまあ地獄だが、他者のいない世界に美しいものを見つけることだってきっと困難だ。人間は難しいし社会は面倒くさいが、その困難の先で手を繋いでくれる誰かがあの人にもあの人にもいてくれますように。