日々のあはい

貧乏人、本を読んで暮らす

読書メモ(2)

なんにもしていないのに何かが削れたような気分で、昨夜は本もブログも読めずに気絶するみたいに眠ってしまった。仕事が猛烈にヒマだったのが、逆に悪かったのかもしれない。適度な刺激を与えられていないと心が空気みたいになってしまう。ためしに「明日、株の含み損が2倍になったら」という妄想をしてみようとしたが、ふつうにありそうで刺激的過ぎるのでやめた。なんなら今、書いただけでダメージがきた。馬鹿。刺激にもダメなやつといいやつがあるはずである。ていうかシンプルに疲れているのかもしれない。仕事が忙しいと体力を消耗するが、仕事が極端に退屈だと精神力を消耗する。きっと消耗中なのである。心に潤いが欲しい。次の休みは本を買いに行こう。ちょうどブックオフ株主優待券が届いたところだ。

そんで今、読んでるのはこの本。

まなざしの地獄 尽きなく生きることの社会学』がとてもよかったので、作者の本をもっと読んでみたくなり図書館で借りた。タイトルのわりに入門書感はあまりなくて、これから社会学を学ぼうとしている人に作者が語りかけている、というようなやわらかい手触り。そこが不満な人もいるだろうが、私にはありがたい。