日々のあはい

お金はないけど本がある

今までもずっと

苦しい。つらい。目蓋と胃が重くて、吐きたい。母になんと声をかければいいのか分からない。父はたぶんもう長くないのではないか、と母の話だけ聞いているとそう思うが、実際のところよく分からない。ただ、母にこれ以上できることがあるとはとても思えない。

最近ようやく認められるようになってきたのだが、私は両親のことがあまり好きではない。日常のふとした瞬間に、ふたりへの恨みのような感情や、何10年も前の記憶がどろりと漏れ出すことがある。思えばずっとそうだった。目を逸らしながら生きてきた。しかし、だからといって。

こんな時なのに母と話をしたくない、するのがきついと思ってしまう。最悪だ。ずっと胸が気持ち悪い。苦しい。ずっと。