月夜のブックカフェ
休日である。たっぷり寝たいと思いながら毎晩、布団を被るのに、5時半を回ると勝手に目が開いてしまう。少し前ならそこから二度寝をして7時あたりまでぐっすりだった。今は身体がだるいだけで、寝直したくても眠れない。これも歳のせいだろうか。昔よりも睡眠に体力を使っているという実感がある。
そんなこんなで遅めの外出。今月の家計簿〆まであと9日、肉がなくなったので買出しに出かけた。ついでに要らない服をブックオフに持っていき、買取査定が終わるまでの時間をミスドで過ごす。『さつまいもド』の塩バターと、台湾ごま団子風パイをチョイス。どっちも美味すぎる。特に芋ドの方はレギュラー化して欲しいくらい。バタークリームの上にカリカリの芋けんぴはいいアイデアだなと感心した。味も触感も楽しい。こういうの思いつく人すごいよなあ。
つくりおきのおかず作りが妙に捗ったりして、なんやかんや読書に時間を割けないまま夜を迎えた。しかし今夜は近所のカフェが、本好き向けに夜間の特別営業をしてくれている。本を抱えてもう1度街へ出た。雲のむこうに月が明るい。夜風もちょうどよくていい夜だ。
カフェにはけっこうな人数が入っていたが、図書館よりも静かなくらいで大変、居心地がよかった。贅沢な時間を過ごせた。読んだのは引き続き『<業>とは何か: 行為と道徳の仏教思想史 』。ジャイナ教の業がめっちゃ物理なのおもしろ。
……ジャイナ教にとって業は一種の〈微細な物質〉であり、この業が身体の内部に流入して霊魂に付着すると、「業の身体=(豪からなる身体)」という特別な身体が形成され、これが霊魂の本性をくらまし、束縛していると考える。
ウイルスか何かみたい。
休みの日くらいはもっと本を読みたいと思ってはいるのだが、仕事の日の3時間と休日の3時間ってどうしてこんなに違うのだろう。いつの間にか夕方になってるのおかしくない?と休日のたびに思っている。ただ、今月から月8~9日休めるようになった(9月までは7~8日休みだったのだ)ので気持ちとしてはずいぶん楽だ。週2日休めるんだもんな……。
さて、明日は早番だ。今夜こそ7時間、死んだように寝てやる。いや、こうやって意気込むからダメなのかなあ。どうしろってんだ。