日々のあはい

貧乏人、本を読んで暮らす

気だるい9月 / 十五夜、お団子 / 読書メモ(6)

9月28日(木)

日中、大雨がザアッと降ったりピタリ止んだりとかなり不規則な天気で、天気予報でも夕方まで雨マークになっていたせいだろう、ちょっと悲しくなるほど客足が少なく、実に退屈な1日だった。9月はこういう日が多かったように思うが、お客さんがいないからこそできる仕事がもう少しありはしないか、改めて考えてみるべきかもしれない。立ったまま寝そうになっているよりは幾分マシなはずである。ずいぶん平和な話だが、こういう会社だから給料が低いとも言えるわけで、いいんだか悪いんだか、まあ一般的には悪いのか。

夕方くらいからどうにか見られた売上になり、少しだけ安心する。

あくびを噛み殺しながら休憩室に入ると、東の空に目の醒めるような月が照っていた。晴れてよかった。29日の満月を思う。

冷凍餃子、安定のうまさ

夕食の後に強い倦怠感。何もできずに布団を被った。気温の低下と湿度の上昇に、身体がついていけていない。

9月29日(金)

スーパーで串団子を買い、休憩時間に月見を楽しむという初の試み。遅番でよかったかもしれない。家よりも会社の休憩室の方が月がよく見えるのである。お団子は我ながらいいアイデアだった。日常の小さな楽しみは、向こうから勝手にやってくるなんてことはほとんどなくて、小さな楽しみを見出そうとする意思によって発見されるものである。月のきれいな遅番の日に、ささやかだけれど特別な休憩時間。覚えていたら、次の満月にでもまた機会を作ろうか。

名月

帰り道の途中で母から電話があった。月、見てる?見てるよ。元気にしてる?元気だよ。みんな元気で、きれいなものを見つめている。何よりのことだなあ、と思う。

あったかいものを食べたくて、サッポロ一番

食後、動けなくなる日が続きすぎている。さすがにもうちょっと、しっかりしなくては。

読書メモ(6)

読みはじめた。

読んだことがあるような気がして確認したら、日本の呪い~「闇の心性」が生み出す文化とは~ (光文社知恵の森文庫)を加筆修正したものがこちらの本であるらしい。とはいえけっこう前に1度読んだきりだし、思い出しながら読むのもいいだろう。